秋田県有名高校 訪問レポート
県立増田高等学校の紹介

写真:県立増田高等学校 校舎

 平成7年に県内初の総合学科を設置するとともに、農業科学科を併設。永い歴史と伝統を受け継ぎながら、平成17年には創立80周年を迎えた増田高校。

 今日の同校が目指している目標や特色などを横手事務局の高橋主任がお邪魔し、お話を伺ってきました。貴重なお話をしてくださったのは、同校の古関教頭先生です。


高  橋  まずは最初に増田高校の特徴や校風について教えてください。

古関先生  地域唯一の「総合学科」と「農業科学科」を設置し、生徒の多種多様な希望進路に応えられるカリキュラムを用意しています。また、校訓「恩に生き 勤労に立て 清き感情 強き意志を持て」を掲げ、生徒自らが進んで学び、充実した学校生活を送れるように、少人数でのきめ細やかな授業を行っています。

進路状況(H21.3卒)
国公立大 10人
私立大 47人
短大・専門学校 48人
就職 46人
大学進学から就職まで幅広い進路に対応している

高  橋  「総合学科」はどのようなカリキュラムになっていますか。

古関先生  各自の進路に対応した科目を自分で考えて選択できる、普通科でも専門学科でもない新しいタイプの学科です。国語・数学・英語などの必修科目の他に、五つの系列

  1. 人文・社会科学系列(文系科目)
  2. 自然科学系列(理系科目)
  3. 芸術・文化系列(音楽・美術等)
  4. 生活・福祉系列(福祉家政関係)
  5. ビジネス会計系列(簿記・情報)
   から科目選択できます。

高  橋  なるほど、生徒さんの様々な要望に応えられるようなカリキュラムになっているのですね。
   「農業科学科」ならではの実習には、どのようなものがありますか。

古関先生  現在増田小学校との農業交流学習として、田植えから収穫まで本校の生徒が指導し、一緒に農作業を行っています。また、文部科学省の担い手育成事業の一環として、稲作・果樹・野菜などを手がけている先進農家に行って、実習しています。一週間のうち半日ですが、現場の技術を習得できる貴重な時間です。

高  橋  農業のスペシャリストを目指し、地域密着で勉強されているのですね。陸上部をはじめ、運動部の活躍は以前から有名でしたが、最近では、美術部の生徒さんが国展入選されているのを、新聞で拝見しました。成果をあげることが出来た秘訣などありますでしょうか。

古関先生  先ほどのお話でもふれましたが、「総合学科」で芸術・文化系列の科目を勉強することができ、芸術系分野への進学を希望する、素養ある生徒さんが入学してくれたことが一番の要因だと思います。また顧問の先生も国展入選経験があり、熱心に指導してくれたおかげです。

高  橋  進学や就職、部活動など、力を入れて取り組んでいることがありましたら、教えてください。

古関先生  十年ほど前は、就職する生徒さんが多かったですが、昨年度は卒業生の三分の二が進学したように、進学志向が強まっています。このため、「朝学習」の時間を設け、自習形式で、勉強の意識付けを徹底させています。就職面では、秋田県から就職支援委員の方に来てもらい、担当の先生と一緒になって活動してもらっています。また、学校としても様々な資格取得を奨励しており、資格につながる選択科目も多く設置しています。

高  橋  生徒さんの進路も、時代と共に変化しているのですね。大学から就職まで多種多様な進路指導が必要と思いますが、気をつけられていることなどはありますか。

古関先生  生徒一人一人との個人面談を重視し、とにかく生徒の希望をよく聞き、適切な進路指導を心がけています。

高  橋  熱心に進路指導をしてくれる先生に対して、生徒さんの信頼も非常に厚いのでしょうね。最後に、増田高校を志望する生徒さんに一言お願いします。

古関先生  増田高校は、生徒の多種多様な進路に対応できる、選択肢の広い高校です。いろんなことに挑戦してみたい生徒さんや、部活動を頑張りたいと思う生徒さんに、是非入学して欲しいですね。

高  橋  本日はご多忙中にも関わらずお時間を作っていただきありがとうございました。


<取材を終えて>
生徒さんが将来に向けて、多様な科目を選択できる選択肢の広さが印象的でした。将来の可能性を広げることができる増田高校を、今後も是非注目していきたいと思います。