
私がMさんの担当に就いたのは昨年の夏ごろでした。指導開始時のMさんは、国語・数学が苦手で、中間・期末の定期テストでも2割程度の得点率、というなかなか大変な状況でした。

このような話をご存知ですか?
ある人が山の中を歩いていると、何人かの男が木を切っていました。まずその中のAさんに何をしているのか聞いてみると、「木を切っているだけだよ」と答えました。Bさんに聞くと、「家族を養うため、給料をもらうために木を切っているんだよ」と答えました。Cさんに聞くと、「今度この近くに、人々を救うためのお寺ができるんだ。そのお寺を作るときの材木のために木を切っているんだよ」と答えました。さて、あなたはどの答えに共感しますか?

このままで志望校に受かるのだろうか?自分の勉強法に誤りはないか?一年前に戻って勉強出来ればもっと頑張れるのに・・・。勉強したくない。もっと時間が欲しい。etc・・・。受験生の心はそんな不安な気持ちでいっぱいになります。今回は、昨年の高校受験生T君の合格までの軌跡(奇跡?)を思い出しながら合格までの奮闘記を書いていきたいと思います。

私がM君と出会ったのは、5月の半ばを過ぎた頃でした。電話での印象が「とても元気があって、礼儀正しいな」というものだったので、どんな生徒なのかと期待に胸を膨らませつつ、ご家庭に向かった事を今でも覚えています。M君は、ほぼイメージ通りの印象で、お母さんも気さくで一生懸命な方だったので、ますます好印象を受けつつも、「必ず、推薦入試で合格させてみせる!」と意気込みました。