新学習指導要領への移行措置

確認

①小学校は平成23年度、中学校は平成24年度から新しい学習指導要領が実施されます。
②小学校は平成21年度~23年度、中学校は平成21年度~24年度までが、新しい学習指導要領への移行期間となります。
③算数・数学、理科は移行期間中から一部を前倒しして実施します。
④算数・数学、理科以外の科目も
  ・「47都道府県の名称と位置」など(小学校)
  ・体育の授業時数の増加(小学校低学年)
   など、前倒しして実施することもあります。
⑤小学校では授業時数が増加します
⑥中学校では数学、理科の授業時数が増えますが、総合的な学習の時間や選択教科の時数を減らすため、総授業時数は変わりません。

学習指導要領の実施スケジュール

移行措置内容

 ここでは中学の数学、理科について確認をしてみたいと思います。


中学校数学
 1年生は、前回改定で削除となった内容の復活と高校からの移行内容、そして新規内容と盛り沢山である。3年生は、高校からの移行内容が多い。下記は今回より増える中学校数学の内容である。1年生、3年生共に難易度が上がる。

学年 内容
1年 図形の移動(平行移動、対称移動、回転移動)、投影図<前回改定で削除>
不等式を用いた表現、数の集合と四則<高校から移行>
球の表面積・体積、資料のちらばりと代表値<高校から移行>
比例式<新規内容>
3年 有理数・無理数、二次方程式の解の公式<高校から移行>
円周角の定理の逆、標本調査、いろいろな事象と関数<高校から移行>
相似な図形の面積比・体積比<高校から移行>

 

中学校理科

1年生、2年生ともに高校から移行した内容が多く、新規内容も少し加わっている。3年生になると高校から移行した内容、新規内容が多く、盛り沢山である。下記は今回より増える中学校理科の内容である。1年~3年まで内容は豊富で、難易度が上がる。

学年 内容
1年 力とばねの伸び、水圧、浮力<高校から移行>
質量と重さの違い<高校から移行>
種子をつくらない植物の仲間<高校から移行>
プラスチック<新規内容>
2年 電力量、熱量、電子、交流<高校から移行>
無脊椎動物の仲間、生物の変遷と進化<高校から移行>
日本の天気の特徴、大気の動きと海洋の影響<高校から移行>
周期表<新規内容>
3年 力の合成・分解、仕事・仕事率<高校から移行>
放射線<高校から移行>
水溶液の電導性、イオン<高校から移行>
原子の成り立ち(電子、原子核など)<高校から移行>
遺伝の規則性<高校から移行>
月の運動と見え方、銀河系<高校から移行>
自然環境の保全と科学技術の利用<新規内容>
エネルギー変換の効率<新規内容>
DNA、地球温暖化、外来種<新規内容>

中学3年生の数学では「2次方程式の解の公式」を学ぶことになります。
この「解の公式」、これまでは高校1年生で習う内容でした。
また、理科ではイオンが単元に含まれています。

 

移行措置による影響と対策

今年の静岡県公立高校入試の平均点を見てみると、数学、理科は下降しています。
この点数については勉強の内容が難しすぎたということではなく苦手な生徒、嫌いな生徒が増えていることを意味しているように思います。

その上、今回の移行措置により内容が高度になりますので、さらに苦手な生徒が増えることが予想されます。
これまでより一層勉強に対して早くから、真剣に取り組むことが必要となります。

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